「普段着として気軽に着物を楽しみたい!」という方の選択肢の一つとなるのが、リサイクル着物。手ごろな価格で買える一方、中古品だからこそサイズ選びや状態の確認を怠ると、せっかくの買い物が台無しになることも。
そこで今回は、初心者でも失敗しないリサイクル着物の選び方を徹底解説。ぜひ最後までチェックして、自分にぴったりの1枚を見つけましょう!
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リサイクル着物とは?

リサイクル着物とは、その名の通り一度人の手に渡った中古品の着物のことです。かつて誰かが袖を通したものから、仕立てられたものの袖を通さずに保管されていた「しつけ糸付き」の未着用品まで、その状態はさまざま。近年では、サステナブルな観点からも注目を集めています。
リサイクル着物とアンティーク着物の違いとは?

リサイクル着物と並んでよく耳にするのが、アンティーク着物。この2つに明確な違いがあるわけではありませんが、リサイクル着物は戦後に作られた比較的新しい中古品を指し、アンティーク着物は主に戦前(明治・大正・昭和初期)に仕立てられたものを指すことが一般的です。
また、リサイクル着物は比較的新しいことから現代の街並みにも馴染みやすい色柄で、状態が良いものが多いのが特徴。一方のアンティーク着物は、現代にはない大胆な色使いや独特の柄行が魅力です。

リサイクル着物を購入するメリット
ここからは、リサイクル着物を購入するメリットをご紹介。主に次の3つが挙げられるので、早速チェックしていきましょう!
値段が手ごろ

一番の魅力は、なんといっても圧倒的なコストパフォーマンス。安いものであれば数百円から手に入ることもあり、洋服感覚で気軽に和装を楽しめます。
また、新品では手が届きにくい有名産地や作家物の着物が、驚くほど手ごろな価格で購入できるのもリサイクルならでは。限られた予算の中で、質の高い一枚を手に入れたい方にとっても大きなメリットになります。
希少な色柄のものが手に入ることがある

現在では再現が難しい技法や、当時の流行を反映した一点もののデザインに出会えるのもリサイクル着物の楽しみの一つ。
すでに生産が終了している生地や、職人のこだわりが詰まった細かな意匠など、現行品にはない唯一無二の魅力を持った着物が眠っていることも少なくありません。人と被らない自分だけのコーディネートを楽しみたい方にもおすすめです。
お仕立て不要で買ってすぐ着用できる

新品の着物は、反物から自分のサイズに合わせて仕立てるため、手元に届くまで数週間から数ヶ月の時間がかかります。
対してリサイクル着物は、すでに製品として完成しているため、購入したその日から着用が可能です。急なイベントで必要になった際や、着たいと思ったタイミングを逃さずに済むスピード感は、既製品ならではの利便性といえるでしょう。
リサイクル着物を購入するときの注意点
リサイクル着物は魅力が多い一方で、中古品ならではのチェックポイントもあります。購入してから後悔しないよう、特に意識したい項目を確認していきましょう!
サイズを確認しておく

リサイクル着物選びで最も重要なのがサイズ確認です。自分サイズに仕立てられているわけではないので、体型に合うかどうかを事前に確認しておく必要があります。
主に確認しておくべき箇所は、身丈・裄丈(ゆきたけ)・身幅の3点です。
まず身丈は、自分の身長と同じ〜±5cm程度が理想。この範囲内であれば、おはしょりで調整してキレイに着こなせます。また、腕の長さにあたる裄丈は、±3cm程度であれば許容範囲です。
そして見落としがちなのが身幅。サイズの目安は、前幅=ヒップ÷4+1cm、後幅=ヒップ÷4+6cm。身幅が大きすぎたり小さすぎたりすると、着崩れの原因になったり、はだけやすくなったりするため、できるだけ自分の体型に近いサイズを選ぶようにしましょう。
汚れや破損の有無

リサイクル品はあくまで中古品。そのため、シミやカビ、黄変(おうへん)、破損など、多少のダメージはあると思っておいた方がよいでしょう。特に衿元や袖口、前身頃などは目立ちやすいため注意が必要。裏地の変色などは表から見えませんが、表地にまで響いているケースもあるのでしっかり確認し、自分の許容範囲内のものを選ぶようにしましょう。
また、古いものだと生地自体が弱っており、少しの力で破れやすくなっているものもあるため、しっかり生地感も確認しておくと安心です。
リサイクル着物はどこで買える?
リサイクル着物を手に入れる方法はいくつかあります。それぞれの特徴を知って、自分に合った探し方を見つけていきましょう!
リサイクル着物専門店

実店舗を構えるリサイクル着物専門店は、実際に商品を手に取って確認できるのが最大のメリット。店員さんに相談しながら選べるため、初心者でも安心して買い物を楽しめます。
最近ではオンラインショップに力を入れている専門店も増えていますが、実物が見られない分、生地感やダメージの具合が分かりにくいことも。また、モニターの設定によって色合いが違って見える点には注意が必要です。
<おすすめのリサイクル専門店>
・キモノ葉月
・ Ponia-pon(ポニアポン)
・Kimono-Shinei 2号店
・バイセル 楽天市場店
フリマアプリ

スマホ一つで手軽に探せるフリマアプリも、リサイクル着物を探すおすすめの選択肢のひとつ。個人間でのやり取りになるため、専門店よりもさらに手ごろな価格で出品されているケースも多く見られます。
ただし、フリマアプリも実物が見られない分、実際の生地感や色味が分かりにくい点には要注意。出品者の説明文をよく読み、気になる点は事前に質問して納得してから購入するのが失敗を防ぐコツです。
骨董市などのイベント

神社や公園、イベント会場などで定期的に開催される骨董市や蚤の市も、リサイクル着物との出会いの場です。山積みにされた着物の中から掘り出し物を探すワクワク感は、イベントならではといえるでしょう。
直接手に取って確認できるだけでなく、その場での価格交渉が楽しめる場合も。ただし、返品が難しいケースが多いため、その場でサイズや状態をしっかりと見極めることが大切です。
着物や帯のサイズがあわないときはどうすればいい?
お気に入りの色柄を見つけたものの、「いざ着てみるとサイズがあわなかった…」なんてことも。そんな時はどのように対処すればよいのでしょうか?
ここでは、おすすめの対処方法を3つご紹介します。
仕立て直す

サイズがあわない場合、最も確実なのは仕立て直しです。着物は洋服と異なり、生地を裁断せずに内側に縫込みとして残して仕立てる構造のため、一度解いてからサイズを調整できます。
小さい着物でも縫込みが十分にあれば、身幅や裄を広げることが可能。逆に、大きすぎる着物を自分のサイズに合わせて小さく作り直すこともできます。ただし、数千円~数万円程度の費用がかかるため、購入価格とのバランスを考えて検討するのがよいでしょう。
短い着物は洋ミックスコーデで着付ける

「身丈が短すぎておはしょりが出ない」「裄が短くて手首が丸出しになってしまう」といった場合でも、諦める必要はナシ。そんな時は、洋ミックスコーデがおすすめです。
裾からプリーツスカートやレースを見せたり、草履の代わりにブーツを履いたりすることで、短い着丈を逆手に取ったおしゃれが楽しめます。また、裄が短い場合は、袖口からブラウスのフリルを出したり、ロンググローブを合わせたりするのも一つの手。自由な発想でコーディネートに取り入れることで、サイズの制約を個性に変えられます。

短い帯は作り帯にする

帯の長さが足りず、どうしても結べない場合は作り帯にする方法も。帯をカットしてお太鼓部分と胴回りのパーツを分ければ、短い帯でも簡単に装着できるようになります。
作り帯は着付けの時間を大幅に短縮できる時短アイテムとしても優秀。結びにくさを感じている方にとって、便利な選択肢といえるでしょう。
リサイクル着物で和装ライフを楽しもう!
手ごろな価格で好みの着物に出会えることから、和装を日常に取り入れたい方の心強い味方となるリサイクル着物。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひお気に入りの1枚を見つけて、より充実した着物ライフを楽しみましょう!

